続き


            鈴鹿まであと1ヵ月というのに、若葉会ドライバーは減量の努力はしていますが
            成果が全く出ません。
            社会人ということもあり、仕事で頑張るためにも充分な食事を取り
            是非とも仕事に打ち込んで欲しいのですが。
            アドバイザーとしては気が気でなりません
            このままだと75kgと53kg・・・・22kgのウエイトか?
            実にバッテリー2個以上になります、某大学の方に聞きますと
            「22kgあったら1周5w変わりますよ、大丈夫なんですか?」といわれました

            しか〜し若葉会には彼しかドライバーは居ません、がんばってもらうしかありません
            顧問の先生には充放電をしてもらい、どのバッテリーを搭載するか、選別してもらっています
            あるときペットボトルを代用してキャノピーを作ると言ってくれました
            いまいち不安はあったのですが、完成したキャノピーを見て愕然・・・・


            アド 「これ乗せるの?」
            先生 「えぇ、もうちょっと大きいキャノピーがよいと思いまして」
            アド 触ってみる・・・・・「ベコベコ」やん
            先生 「え?」


            そうです今までの泉尾工業高校の車体は最高時速40km程度
            若葉号は予選ストレートなら90kmは充分出せます
            板圧が薄く風圧で確実に歪み、風が入り込み、おそらくヒンジごと持って行ってしまうでしょう


            アド  「先生悪いけど、確実に吹っ飛ぶよ、若葉号のキャノピー触って、硬いでしょ
            先生 「あ・・・・硬いですね、」 
            アド  「こんな板圧厚い理由があるんですわ、風圧で変形しないようにこの厚みなんですよ」
            先生 「使えません・・・ね」
            先生には申し訳ないですが、廃棄処分にさせていただきました


    
            高校生も頑張ってくれています、デザイン科の先生と一緒にカッティングシートでピンク色にしてくれました
            若葉号なのにピンク色?まぁみんなで決めたのならピンクでも良いです
            でも、残念ながら、カッティングシートの貼り方が進行方向と逆!!
            そうです、貼れば良しと、進行方向に対して、カッティングシートの繋ぎ目が剥がれる方向に貼ってます
            おまけに曲線部は皺だらけ、雨が降らなくても、夏の鈴鹿の太陽で確実に皺が膨張しそこから剥がれてきます
            皆様の見てる前でアドバイザーがカッティングシートを全部剥がしました
            苦労して貼った先生と生徒は涙目になっています
            アドバイザーはヒール役なのよ


            やるのはえぇ、そやけどもうちょっと考えてから行動してください
            サーキット走行中の抵抗を減らすために、ブレーキに特注のバネを入れ極限まで走行抵抗減らしたり
            毎年ベアリング交換したり、ちょっとでも軽量化と空気抵抗低減のためにスパッツ某○屋大学で
            作り直したりしているか理解していますか?
            なんで走行抵抗増やすようなことするの?厳しいようやけど、やり変えです
            勝ちたいのなら言うこと聞いてください!! でも間違えないでください
            私が好き勝手に、やりたいこと言っているのではありません
            今まで随分と先人達に教えを乞いてきました、先人たちは包み隠さず、親切丁寧に教えてくれました

            「私が決めたことなんて何一つ無い!!」 全ては先人たちの教えの中で、我々が出来そうなことを吟味し
            その時々で教えを踏まえたうえで、我々に出来ることから優先して実行してきました
            実際に成果をあげています、09年4位 10年2位 11年2位 (いずれもエンジョイ2クラス)
            出るだけでいい、参加することに意義があると言うなら、私は何も言いません
            しかし君たちは勝ちたいと言った、出るなら上位を目指したいと!!
            それだったら文句はあるでしょうが、言う事聞いてください、勝ちたいのなら!!

            やっぱりアドバイザーはヒールなのね・・・・・(滝涙)

            勝つというのは簡単なことではありません、勝つために努力しているのは他チームもです
            だから他チームより努力する、そのことで勝利の女神が振り返る可能性が高まるのです。
            でもウエイトはヘビー級なんですけどね(笑)

                次は鈴鹿編